インプラント治療が出来ると言うことになれば、具体的な治療計画を立てます。
このとき大切なのは予算や治療期間の希望があるのは当然ですが、だからといってそれを優先するあまりに、本来必要なインプラントの本数を減らす、あるいは、十分な治癒期間を取らずに次の治療を行うなどのようなことがないようにすることです。
インプラントの場合も、インプラントを取り除いて治療をやり直すことは可能ですが、本来は目に見えない、身体の奥の部分のことですから、いちど治療を行ったらそのままずっと使用し続けることが出来るのが理想であることは言うまでもありません。
これが車の修理などであれば、修理の上手く行かなかった部分をまたやり直すと言うことも出来ますが、歯の治療のやり直しは誰だってやりたくはありません。
もちろん、車の修理でも同じことではありますが。
ですから、インプラントの治療の場合、医師が「インプラントは4本必要です」と言うところを、「予算がないので3本でなんとかして欲しい」と言うことは極めて不適切と思われます。
世の中には「そこを何とか」で通ることもありますが、インプラント治療でそれをやると、後になって悔やむようなことにならないとも限りません。
少々予算的に、あるいはスケジュール的に厳しいと感じることがあっても、これはまさしく「一生モノ」なのですから「ちゃっちゃと片づける」という発想はなしにしましょう。
まず、治療に通う前にそういう気持ちの準備はしておいてください。
そして、歯科医院を訪れたら、自分の身体的コンディションに関することは包み隠さず申告してください。
「歯の治療なのだから、歯のこと以外は関係ないだろう」と言うのは、インプラントのような種類の治療ではあり得ないことです。
免疫力のことや、骨とインプラントとの接合など、従来の治療にはなかったデリケートな部分が求められる治療法ですので、治療を受ける本人の方からの積極的な情報提供があると言うことがスムーズな治療の前提条件なのです。
医師が問診で訪ねることには、是非遺漏なくお答え下さい。
それによって最適な治療計画を立てることが出来るようになるのですから。
