一次手術が終わり、その後の治癒期間も終わると、いよいよ二次手術が行われることになります。
この二次手術ではインプラントのヘッドを歯肉から露出させます。
この上に人工歯を装着するのです。
ヘッドを露出させると言うことは、インプラントが埋入された部分の歯肉をレーザーなどでカットすると言う方法を取りますが、この手術はさほど大がかりな手術ではありません。
麻酔も局所麻酔で十分ですが、希望すれば無痛鎮静法(点滴麻酔)で行うことももちろん出来ます。
このとき、インプラントにヒーリング・アバットメントという歯肉を適正な形状に整える支柱を取り付けます。
この、歯肉の形状が安定するまで時間を取ります。
これも症状によってまちまちですが1週間ぐらいのこともあれば4週間ぐらいの時間を取ることもあります。
必要に応じて仮の歯を装着することもあります。
ここまで来れば、あとは実際に装着する人工歯の出来上がりと、その装着を待つだけになります。
やはり、普通の歯の治療と比べるととても大がかりな印象がありますが、今まで多くの人がこの治療を体験していますので、治療を施す側にもノウハウの蓄積があります。
一次手術の後の骨癒合もそうですが、この二次手術の後も、歯肉がアバットメントの助けを借りて自身でその形状を安定させます。
人間の身体には驚くべき自然治癒能力が備わっているのですね。
ただし、歯を損傷した場合だけはそうは行かないのです。
虫歯になっても、正しくケアをしていればまた歯自身が再生してくるのであればどんなに楽だろうと思いますが、そればかりはどうにもなりません。
一度失ったら二度と元には戻らないものを、こうして人工的に再生させると言うことは、それ故に大変な技術と手間が必要なのです。
しかし、その陰では骨がインプラントに馴染んでくるなど、人間の身体に自然に備わっている能力がいかんなく発揮されているのです。
治療の段階になってもっと大事にしていれば良かった、と思う人は多いですが、インプラントを維持するのにはメインテナンスを必要としますので、その思いを治療後のメインテナンスで発揮しましょう。
