さて、いよいよインプラントを埋入するという段階になります。
治療を受ける本人の状態によって、即日手術と言うことが出来ることもあるようですが、標準的には一次手術、治癒期間、二次手術、そして人工歯の装着へと進むことになります。
まず、一次手術ですが、このときすでに抜歯が終わっていて一次手術に臨む場合もあれば、抜歯してすぐに一次手術と言う流れになることもあるようです。
この一次手術では、インプラントを埋入する部位の歯肉を開き、顎骨に穴を開けてそこにインプラントを埋入し、そして再び切り開いた歯肉を縫い合わせて閉じます。
ここまでが一次手術です。
ここに埋入するインプラントですが、その素材はチタンを使うことが普通です。
金属アレルギーについて心配される方もいらっしゃいますが、人体に現れる金属アレルギーの多くはニッケルやクロムによるもので、ネックレスやピアスなどで湿疹ができることがあります。
金属アレルギーはどんな金属でも起こると言うものではありません。
ニッケルやクロムではアレルギーが見られることがありますが、これ以外では銀、パラジウム、水銀などでアレルギーを発症することがあるようです。
インプラントに使われるチタンは、生体との親和性が高く人体とよく馴染むので、整形外科医が骨の固定に使っている程です。
それでもご心配の向きは、皮膚科などでチタンのパッチテストを受けて見ると良いでしょう。
インプラントの治療は日本でもここ20年ほどで数多く行われており、その臨床例からもチタンの安全性が確認されています。
このインプラントを埋入する一次手術は、その内容からしても、治療を受ける方が最も不安を感じる行程ではないかと思います。
この段階を乗り越えるためには、事前にしっかりと検査およびカウンセリングを受け、何をどうするのかと言うことをしっかりと聞いて、理解し、十分に納得して臨むことでしょう。
手術の後は、通常の抜歯と同程度の痛みで、短時間で日常生活に戻れると言うことです。
