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不適合のケース

インプラント治療に適していない、すなわち不適合とされるケースは希にあります。

例えば、まだ身体の成長期にある方です。

乳歯から永久歯に生え替わった後、事故などの理由で永久歯を多く失ったような場合、年齢によってはまだ身体的な成長、すなわち身長が伸びる=骨格が成長することが予想される場合は、あごの骨に人工歯根を埋入する治療は適切ではありません。

これはどなたでもご理解頂けるはずですね。

こういう場合は、インプラント以外の方法での治療を施して身体的な成長がひと段落してから改めて治療についてお考え頂くことになります。

それから免疫不全の方も不適合です。

これは大がかりな治療であるため、万が一何らかの雑菌が入るなどした場合に危険であるからです。

それから糖尿病の方も、病状が進行していると免疫力が弱くなったり、骨吸収が多くなりすぎてインプラントが脱落したりする危険があります。

1型糖尿病の場合は不適合です。

それから、放射線治療を受けている方、特に顎骨に放射線治療を受けている方の場合も、外科手術を行うことができませんし、麻酔自体が危険です。

これらのケースは絶対的不適合と分類されます。

この他に相対的不適合と分類されるケースがあります。

それは、口腔内の衛生態が悪い方、歯槽骨の骨量が足りない方、歯周病の方、喫煙者、2型糖尿病の方などです。

この場合は、生活習慣の改善や、治療による症状のコントロールが出来ていれば、インプラント治療が可能になります。

また、骨粗鬆症の場合はどうかという不安を持たれる方が多いようです。

閉経後の女性のおよそ二人に一人に多かれ少なかれこの症状があるといわれています。

この場合、禁忌と言うほどではありませんが、顎骨も当然もろくなりますので手術は難しくなります。

それでも治療を行う場合は、他の部分の骨を移植するか人工の骨組織を入れるなどして状態を整えてから治療を行うことになります。

不適合の場合に治療を強行しても良い結果にはなりません。

インプラントの治療前にはこのような綿密なチェックを行います。

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